相続手続きの費用比較 自分で行う場合と専門家に依頼する場合のメリットとデメリット
- 行政書士しもじ法務事務所 下地博明
- 3月30日
- 読了時間: 4分
相続手続きは人生の中で避けて通れない重要な手続きの一つです。費用を抑えたいと考え、自分で行うか専門家に依頼するか迷う方も多いでしょう。この記事では、自分で相続手続きを行う場合と、行政書士・司法書士・弁護士に依頼する場合の費用やメリット・デメリットをわかりやすく比較します。どちらの方法が自分に合っているか判断するための参考にしてください。

相続手続きに必要な書類と印鑑の準備
自分で相続手続きを行う場合の費用とメリット
費用の目安
自分で相続手続きを行う場合、専門家への報酬は発生しません。ただし、以下のような実費はかかります。
戸籍謄本や住民票の取得費用(1通あたり数百円)
登記申請の登録免許税(不動産の相続登記の場合、固定資産評価額の0.4%)
郵送費用や交通費などの雑費
これらを合計しても、数万円程度で済むことが多いです。
メリット
費用を大幅に抑えられる
専門家に支払う報酬がないため、費用を最小限に抑えられます。
手続きの流れを自分で把握できる
書類の準備や申請方法を自分で学ぶことで、相続の仕組みを理解できます。
デメリット
手続きに時間と労力がかかる
書類の収集や申請方法の調査、役所とのやり取りに多くの時間を要します。
手続きミスのリスクがある
書類の不備や申請ミスがあると、再提出や追加費用が発生する可能性があります。
複雑なケースには対応が難しい
遺産分割が複雑な場合や相続人間でトラブルがある場合は、自力での解決が困難です。

専門家に依頼する場合の費用とメリット
相続手続きを専門家に依頼すると、費用は依頼する専門家の種類や手続き内容によって異なります。
行政書士に依頼する場合
費用の目安
5万円〜15万円程度(書類作成や申請代行)
メリット
書類作成や申請手続きを代行してくれるため、手間が大幅に減ります。比較的費用が安く、簡単な手続きに向いています。
デメリット
登記手続きはできないため、不動産の相続登記は司法書士に依頼が必要です。
司法書士に依頼する場合
費用の目安
10万円〜30万円程度(相続登記含む)
メリット
不動産の相続登記を含めた手続きを一括で任せられます。法的な書類作成も対応可能です。
デメリット
行政書士より費用が高めです。遺産分割協議書の作成などは対応できますが、相続トラブルの解決は弁護士の方が適しています。
弁護士に依頼する場合
費用の目安
20万円〜50万円以上(相続トラブル対応含む)
メリット
相続人間のトラブルや遺産分割の争いがある場合に強い味方になります。交渉や調停、訴訟も対応可能です。
デメリット
費用が最も高額になります。トラブルがない場合
どちらを選ぶべきかのポイント
手続きの複雑さとトラブルの有無で判断
手続きが単純で相続人間の合意がある場合
自分で行うか、行政書士に依頼するのが費用面で効率的です。
不動産の相続登記が必要な場合
司法書士に依頼すると安心です。自分で登記申請も可能ですが、ミスのリスクがあります。
相続人間で争いがある場合や遺産分割が難しい場合
弁護士に相談し、法的なサポートを受けることが重要です。
時間と労力の余裕も考慮
自分で行う場合は時間と労力がかかるため、忙しい方や手続きに不安がある方は専門家に依頼するのが無難です。
まとめ
相続手続きの費用は、自分で行う場合は数万円程度で済みますが、時間や手間がかかります。行政書士や司法書士、弁護士に依頼すると費用は増えますが、手続きの負担が軽減され、専門的なサポートが受けられます。手続きの内容や相続人間の状況に応じて、最適な方法を選びましょう。
まずは自分の相続手続きの状況を整理し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。費用だけでなく、安心して手続きを進められることも大切なポイントです。




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